2014MkStudio_top_title


  • このエントリーをはてなブックマークに追加

Introduction 

2007年の初代Ensembleから7年。2014年10月に新Ensembleが発表されました。2015年1月の発売に先駆けて、初代Ensemble以降にApogee が実現したイノベーションが注ぎごまれた「Best of Apogee」と言えるEnsembleを徹底的に体感するイベントが開催されました。プレゼンターは本イベントのために米国 Apogee よりRoger Robindoré (ロジャー・ロビンドーア)氏が来日。更にゲスト・エンジニアに永年のApogee ユーザーにして、今、最も多忙なエンジニアNeeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏が登場し、ゲスト・ミュージシャン: 向原愛海 さんのヴォーカル・レコーディングを実演。Neeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏のホーム・スタジオ NK SOUND TOKYOにて、スタジオのコアとなる豊富な機能、卓越した音質とパフォーマンス、その真価を完全なまでに体感するプレミアムな時間となったイベントの模様をレポートします。

2014MkStudio_Roger

第一部: Apogee Electronics Roger Robindoré (ロジャー・ロビンドーア)氏によるEnsemble プレゼンテーション

二部構成となった本イベントの第一部では本イベントのために来日したApogee Electronics社 Roger Robindoré (ロジャー・ロビンドーア)氏によるEnsembleのプレゼンテーションで幕を切る。Ensembleの開発コンセプトと搭載機能、高品位な音質の理由、卓越したパフォーマンスを実現したテクノロジーを徹底解説した。

Ensembleの紹介に先だち、30年に渡るデジタル・レコーディングの進化の歴史ともいえるApogee ブランドのヒストリーについて語る。そして、2007年に登場の初代Ensembleがもたらした大きな変革、そして初代Ensembleの登場から7年の間に実現した技術、イノベーションを紹介。いよいよEnsemble について語る。

 

本ムービー内で紹介のEnsembleプロモーション・ムービーはこちら>>

Best of Apogee: 歴代機種からの踏襲技術

01s_Ensemble-Thunderbolt-Close-Up-Guitar-Inputs

JAMで開発の真空管アンプの動作を再現し、アナログ・ギタートーンをピュアにデジタル化するJFETインプット

02s_Ensemble-Thunderbolt-Close-Up-Talk-Back-Mic

コンパクトなOneに搭載のハイ・クオリティ内蔵マイク

03s_Ensemble-bigknob

OLEDディスプレイと大型のシングル・ノブ。Duetで実現した新しいユーザー・インターフェイスです。

04s_Ensemble-monitor_control

Quartetに搭載のモニター・コントロール機能を搭載。

05s_Ensemble-mainboard

Symphony I/Oの開発時に実現した新回路により格段に音質が向上したAD/DAコンバージョン

06s_Ensemble-thunderbolt_connection>

Symphony 64 TBにて開発した低レーテンシーでThunderboltのパフォーマンスを最大限に活用する技術

Advanced Stepped Gain Mic Preamps 

レコーディング音質にとって最重要といっても過言ではないマイク・プリアンプ。Ensemble搭載のマイク・プリアンプの技術。卓越した音質の理由が解説されます。こちらの動画ではSymphony由来の独自回路、Advancd Stepped Gain Mic Preampによって可能になった高品位なサウンド、そして最大75dBもの高ゲインが得られる理由とその恩恵について解説されます。


アナログ・センド&リターン

07_analog_send_return

Input 1 & 2にはプリアンプの直後、ADコンバーターの間の信号をアウトボードにて処理が可能な1/4” TRSバランス・センド&リターンが搭載されています。このインサーション・ループにコンプレッサー、イコライザーなどのアウトボードによる処理が可能。なお、フロント・パネルに搭載のGuitar I/Oの出力(スルーアウトとDAWからの出力と切り替え可能)はギターアンプ、ペダル・エフェクトへの出力に最適化。Ensembleでは一般的なアウトボードからコンパクト・エフェクトまで使用しても音創りが可能です。

楽器用ハイ・インピーダンス入力 (リア・パネル)

08_hi_imp

Input 1-4 はXLRと1/4” のコンボ・コネクターを採用。1/4”入力は楽器用ハイ・インピーダンス入力です。リアパネルの楽器用入力はフロントパネルのGuitar入力と異なり、こちらはピュアでナチュラルなサウンド。シンセサイザーなど楽器のトーンをありのままにに録音したい場合には、リアの入力を。真空管アンプのキャラクターを求める場合にはフロントのGuitar入力を。求めるサウンドに応じて使い分けを楽しめます。

AD/DA変換

EnsembleのADコンバーターはEnsembleのために新開発されたものが採用されています。下図はADコンバーターのクオリティ(原音への忠実性、透明度)を表すパラメーターであるダイナミック・レンジと、THD + N について、Apogge 3機種で比較したものです。ご覧のとおり、Ensemble ではApogee フラッグシップ・モデル Symphony に匹敵するクオリティを実現しています。

09s_ad_da

10s_ess

最高スペックのESS Sabre 32 DAC

Ensembleを始め、Apogee 製品の多くが搭載しているDACチップ ESS Sabre 32 DACは現在の技術で最高品質を実現している 32bit DACチップです。スペック値をご覧いたけばご理解いただけると思いますが、オーディオ I/Oの中で、このスペック値を実現しているものはありません。加えて、詳しくは後述しますが、Ensemble独自のDMAエンジンによりDAWから32bit のままダイレクトにハイ・クオリティなDA変換します。


スタジオのコアとなる多彩な機能とクリエイティブなユーザー・インターフェイス

スタジオのコア、センターとなるオーディオ・インターフェイスにとって理想的な機能をすべて搭載。卓越した音質をクリエイティブに操る機能が解説されます。

 

11s_guiterIO

エフェクトに最適化された出力を搭載

12s_monitor

ステレオ3ペアもしくは5.1サラウンドに対応するモニター・コントローラー機能を搭載


13s_assignable

トークバック・マイクとヘッドフォン出力x 2糖鎖。
アサイナブル・ボタンではモニター・コントロール、トークバックのオン・オフなど任意に設定可能

14s_panel_maestro

フロント・パネルにて主な操作の全てを対応し、直観的な操作が可能。
Maestro ソフトウエアと活用でフレキシブルに操作可能。


Thunderbolt接続と独自のDMAエンジンによる超低レーテンシー、低CPU消費

EnsembleのThunderbolt 接続のために開発された独自のドライバー、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)エンジンによって実現した、DAWとDACの32 bitでのダイレクト・アクセス、そして超低レーテンシー ( 1.1ms )、低CPU消費での高いパフォーマンス について解説。最後にスタジオのコアとなるEnsembleの総合力を解説します。


第一部はここで終了。ご来場者には、Ensembleのクオリティとパフォーマンスに高い期待を寄せている様子が伺える。
休憩を挿み、いよいよニラジ カジャンチ氏が登場の第ニ部で、その真価を体感することとなる。


2014MkStudioC_top

第二部 Neeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏による実践投入してのEnsembleのインプレッション。そしてゲスト・ミュージシャン: 向原愛海 さんのヴォーカル・レコーディング。

第二部では会場のNK SOUND TOKYOを拠点に活躍するNeeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏によって、いち早く実践に投入してのEnsambleのクオリティ、現場での機能性について語れれた。そして、その場でヴォーカル・レコーディングを実施し、Ensembleのサウンドと実力を体感することとなる。会場では氏の卓越したレコーディング・テクニックに大きな注目が集まります。

キャリアを通じて愛用しているコンバーターはApogee

エンジニアとしてのキャリアを始めた時からApogee を使用しているNeeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏。Apogeeとの関わりから、スタートします。

Ensembleの第一印象、そして実践使用してのEnsembleの実力は?

Ensembleの第一印象と、実際にレコーディングしてみて感じた音質と機能について語ります。使い始めてすぐに気になったというフロントパネルのGuitar I/O、リアのアナログ・インサートなど実践で役立つ機能と活用方法を語ります。本ムービーではEnsembleでレコーディングしたピアノとギター(EQ、コンプ処理無し)トラックのサウンドをお楽しみいただけます。

実践ヴォーカル・レコーディング。Ensembleのサウンドとパフォーマンスを体感。

シンガーソングライター、向原愛海(Aimi Mukohara)さんをお招きして、彼女のオリジナル曲「I’m Sorry」をニラジ流とも言えるコントロール・ルームでのヴォーカル・レコーディングを実践。高負荷のプラグイン使用でもDSPより動作が軽く、低レーテンシーなパフォーマンス、そして、1台で完結する機能と音質についての総評を語ります。

素晴らしいパフォーマンスの余韻を感じながら、本編が終了する。その後の質疑応答ではSymphony ユーザーであるニラジ氏はSymphonyとEnsembleの音質の違いについての質問に対し、「Ensembleはミッドとハイのスムーズは同じ。Apogeeらしく綺麗に上までクリーンに伸びている。ローミッドはEnsembleの方が今の時代に合っていてまとめやすい。」とコメント。トリートメント無くミックスが可能でミックスしやすいと語る。その後も熱心な参加者からの質問はレコーディング・ミックスにまで広がり、充実した時間となった。会場、ustream中継でご参加いただいた皆様、ゲスト講師のNeeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏、ゲスト・シンガーの向原愛海 さんら関係各位のご尽力に深く感謝いたします。

  • スタジオに必要な全ての機能を搭載
  • 超低レーテンシーThunderbolt 接続
  • 高品位なApogeeの音質

Apogee Ensemble にご期待ください。

Ensemble_Thunderbolt_front


開催概要

  • 日時: 2014年12月5日(金) 16:00 ~(終了致しました)
  • 会場: NK SOUND TOKYO
  • 主催:株式会社メディア・インテグレーション MI事業部
  • 協力: Apogee Electronics Corp

プレゼンター

Roger_Robindore

Roger Robindoré 氏
(ロジャー・ロビンドーア)

Apogee Electronics プロダクト・エバンジェリズム担当ディレクター
エンジニアとしてのキャリアも持ち、音響、技術に造詣が深く、Apogeeでは製品の解説を主に担当。ユーザーに解りやすい技術解説を得意とし、マニュアルの執筆から世界中のイベントでのプレゼン、動画への出演などApogee製品の伝播に尽力。本イベントでは自らの経験をもとにしたアイディアまでも盛り込んだEnsembleの魅力、そのパフォーマンスを深い知識をもとにユーザー目線で解りやすくお伝えします。

ゲスト講師

Neeraj_Khajanchi

Neeraj Khajanchi 氏
(ニラジ カジャンチ)



マイケル・ジャクソン、ボーイズIIメン、ティンバランド、リルジョン、 ジャヒーム、ヨランダ・アダムス、ランディー・ジャクソン、ボビー・バレンティノなどの海外一流アーティストを始め、Sing Like Talking、三浦大知、さかいゆう、SKY-HI(AAA)、中川翔子、安室奈美恵、Crystal Kay、福原美穂、MAX、AIなどの国内アーティストまでを幅広く手掛ける今最も多忙なレコーディング&ミキシングエンジニアの一人。

ゲスト・ミュージシャン

aimi_mukouhara

向原愛海 さん
(Aimi Mukohara)

https://www.facebook.com/singeraimi

1990年生まれ、千葉県成田市出身、AB型。幼い頃から親しんでいるR&B、SOULがバックボーンのソウルシンガーソングライター。大学時代に初出場したSony Music Entertainment主催のオーディション「Voice Of McDonald’s 2010」で1万4千人の中からファイナリストに選ばれ赤坂Blitzで行われたジャパンファイナルで準グランプリを獲得。ライブ活動を本格化。
イギリス留学中には現地の歌唱オーディションに出場し、アジア人初優勝。2013年にはライブアルバム「SOUL」を自主制作・販売。ボーカリスト、コーラスとしても幅広く活動しながらも、歌声、楽曲ともにソウルシンガーとして今も進化し続けている。

NK_SOUND_TOKYO

NK SOUND TOKYO

2014年10月にNeeraj Khajanchi(ニラジ カジャンチ)氏が自身の理想を追求し、単なるプロダクション・ルームではなく、クリエイティブな空間が生まれるようデザインされた今、最も注目のスタジオ。メインのI/OであるSymphony I/Oに始まり、新旧を問わず厳選された機材、理想の響きのために、自ら輸入した壁の木材に至るまで、徹底的に追求された音質、そして、変幻自在な照明などアーティストが快適に、そして時に触発を受ける遊びゴコロが詰まった空間。ここから生まれる作品に期待せずにいられない素敵なスタジオです。